皆さんこんにちわ。浜松市の整骨院・整体院で整骨・整体と機能改善リハビリで「痛み」や「不調」の改善サポートをする院長の西です(笑)
さて今回は、【浜松整体&体幹ジム】コイリングコア理論とは？身体の“螺旋パワー”で動きが変わる最新の体幹メソッドについてお話しさせて頂きます。
全ての痛みや不調😖に通づる“背骨のしなり”と“スパイナルエンジン・コイリングコア”
私たちの身体は、まっすぐ動くように見えて、実際は“ねじれ（螺旋）”の連動で動いています。
歩く・走る・振る・投げる。
どの動作も、体幹のさりげないひねりがバネとなり、手足を動かしているのです。
その螺旋の力を意図的に使い、パフォーマンス向上や姿勢改善につなげるのが
「コイリングコア理論（Coiling Core Theory）」。
整体・トレーニングの現場でも注目されているメソッドなので、この記事ではその仕組みとメリット、そして日常やスポーツでの活かし方まで分かりやすく解説します。
■ コイリングコア理論とは？
体幹を“ねじりながら巻き上げる（コイルする）力”を使って全身を効率よく動かす理論です。
簡単にいえば、
からだの中心（コア）に螺旋テンションをつくり、そのバネで腕や脚を動かす
という考え方。
筋肉をガチッと固める従来の体幹トレとは違い、
しなる・回る・反発するといった自然な体の使い方を重視します。
■ コイリングコアのポイント3つ
① “コイル”＝体幹の螺旋テンション
骨盤と肋骨を逆方向にひねり、コイルのようなテンションをつくること。
このねじれが、動作のスタートでありバネの役割になります。
主に働く筋肉は、外腹斜筋・内腹斜筋・広背筋・大殿筋など。
つまり「カラダの側面〜背面のライン」がしなやかに使われます。
② 深層コア（Real Core）が自然に働く
コイル動作をつくると、
• 横隔膜
• 腹横筋
• 多裂筋
• 骨盤底筋
といった深層インナーユニットが無理なく活性化します。
腹筋を固める必要はなく、姿勢の安定と動きのしなやかさが同時に得られるのが特徴です。
③ 左右差（アシンメトリー）を活かす
コイリングコアでは、
右と左では役割が違うという考え方を使います。
• 右側＝押す・踏み込む
• 左側＝引く・回る
この左右の使い分けが歩行や走り、投球・キックなどの動作を滑らかにします。
■ コイリングコアで得られるメリット
● ① 手足に力が伝わる
コアのテンションがそのまま腕や脚に伝わるため、
• パンチが伸びる
• ボールが遠くへ飛ぶ
• スイングが軽く回る
など動作の質が向上します。
● ② 姿勢が崩れにくくなる
深層コアが安定するため、
• 肩が軽くなる
• 腰のつまりが取れる
• 股関節がスムーズに動く
など、全身の使いやすさが上がります。
● ③ ケガ予防に役立つ
体幹が固まりすぎず、適度な回旋が入ることで、
腰・肩・膝への負担が減りやすくなります。
■ スパイナルエンジン理論との関係
スパイナルエンジン理論（脊柱の回旋が動作の源）は、
コイリングコアと非常に相性のいい概念です。
脊柱の“しなり”＋体幹の“ねじれ”をセットで使うことで、最大のパフォーマンスが引き出されると考えると分かりやすいでしょう。
■ 【日常／スポーツでの活用例】
● 歩行
重心移動がスムーズになり、疲れにくく歩ける。
● ランニング
無駄な上下動が減り、スムーズに前へ進む。
● ゴルフ・野球
回旋動作が軽くなり、リリースの安定や飛距離アップに。
● 格闘技・ダンス
しなりのある動作でスピードとキレが出る。
■ 【セルフチェック】
今のあなたの“コイル力”を確認！
1. 立った姿勢で軽く体幹を左右にひねる
2. 骨盤と肋骨が逆方向に動くか？
3. 片側だけ固くなっていないか？
4. 息が止まらずスーッと呼吸できるか？
→ スムーズにできない場合、コイルパワーが使えていない可能性あり。
■ ジムマシンで行うコイリングコアの考察
通常のジムにあるトレーニングマシンは軌道が同じため、コイルが行えません。
当施設のトレーニングマシンではコイルが可能なのでコイリングコアの活性化イメージを動画に⤵︎
次章“簡単エクササイズ”の参考にしてくださいね☆
■ 【簡単エクササイズ】コイルの感覚をつくる
● ① 立位サイドコイル
1. 左手を頭の横、右手を腰に置く
2. 左肋骨を前に、右骨盤を後ろへ軽く引く
3. 身体の側面に“巻き上がるテンション”を感じる
4. 反対側も同様に
→ 体幹の螺旋がやさしく目覚めます。
● ② コイリングウォーク
1. 片方の肋骨と反対側の骨盤を軽くねじって“コイル状態”を作る
2. そのコイルを解放するように一歩踏み出す
3. 歩きながら左右交互に繰り返す
→ 日常動作で自然に体幹が使えるようになります。
■ 症例から考える
膝の痛みがある患者様。足の動きから上半身への動きの連動を高める動きを加えると胸郭が硬くて動きがぎこちない。
つまり、足の力が上手く連動して上半身に伝わらないと考えることができるし、スパイナルエンジン・背骨のしなりが使えないために負担が足・膝にかかると考えられます。
“自分では気が付かないところで動作エラーが起きてる”わけです。
試しに肋骨周りを両手でガチっと固定して歩いてみるとわかりますよ😆
■ まとめ
コイリングコア理論は、
「体幹を固める」から「体幹をしならせて使う」へ
という、現代的な身体操作の考え方です。
スポーツだけでなく、立つ・歩く・座るといった日常動作も変わるため、
整体ケアやトレーニングの現場でも非常に相性の良いメソッドです。
当施設では整体ケアによる胸郭の可動性改善やトレーニングマシン・パーソナルトレーニングによるコイリングコア活性化のサポートをさせて頂いてます。
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